千葉への旅行に電車で行こうと思っているみなさん。
「千葉へ特急で行くときに、指定席はどこを取ればいいかな?」といろいろ調べてませんか?
わたしは1歳の息子と乗車するために調べましたが、いまいちよくわかりませんでした。
そこで今回はわたしが参考にした情報と実際に乗ってみた様子をまとめてお届けします。
この記事でわかること
- 千葉の房総特急列車について
- 子連れにおすすめの車種と車両
- ベビーカーを置く場所
この記事を読めば、子連れの千葉旅行の電車選びに迷わなくなります。
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特急わかしお・しおさい・さざなみ。子連れで乗るための基礎情報
ではまず、「特急わかしお・しおさい・さざなみ」の基礎情報を知っておいてください。
特急わかしお・しおさい・さざなみは車種が2種類ある
千葉の房総特急列車といわれる「わかしお・しおさい・さざなみ」は2種類の車種で運行されています。
見た目はどちらも青と黄色と白で正面から見ないとあんまり違いがわかりません・・・。
正面が黄色いE257系と青い255系です。
子連れに優しいのは「多目的室」があるE257系
この2つの車種には決定的な違いがあります。
「多目的室」があるかどうか。
「多目的室」は具合が悪い人など個室が必要な人向けの設備。
ここはおむつ替えなどでも利用することができます。
わたしは新宿〜松本間を走る「特急あずさ」で、息子がぐずってどうしようもないときにも利用させてもらいました。
この「多目的室」はE257系にはありますが、255系にはありません。
255系には車いす対応のトイレもないので、ベビーカーでトイレに入りたいとかだと無理です。
とはいえ、最長2時間かからない電車旅なので、「多目的室」がなくてもそこまで困らないかもしれません。
あったらいざというときに便利、というくらい。
列車によって運行する車種が異なる
他の特急でもありますが、「わかしお・しおさい・さざなみ」は「〇〇1号」という列車によって車種が異なります。
なので、「わかしおなら多目的室がある!」とか「何号車がおすすめ!」と一概に言えないんです・・・。
ただ、ひとつ言えるのは東京〜銚子間の「しおさい」は「多目的室」がない確率がかなり高いということ。
区間 | 下り車種 | 上り車種 | |
わかしお | 東京〜安房鴨川 | 両方 |
両方 |
しおさい | 東京〜銚子 |
255系メイン(1本だけE257系) |
255系のみ |
さざなみ | 東京〜君津 |
両方 |
E257系のみ |
詳細はJR東日本のHPで見てみてください。
特急わかしお・しおさい・さざなみ。子連れで乗るには【車種・車両(座席)編】
では、「特急わかしお・しおさい・さざなみ」に子連れで乗る場合のおすすめの車種・車両(座席)です。
おすすめはE257系の2号車と7号車
E257系も5両編成と10両編成があります。
構成は5両ごと同じ。
「多目的室」は2号車と7号車です。
2号車と7号車は他にも、車いす対応のトイレがあったりデッキが広めなので子連れにおすすめ。
デッキが広いと、動きたくてたまらない子供には歩けるスペースがあるのでぐずり対応するのに助かります。
10両編成の場合、2号車は自由席・7号車が指定席です。
指定席を取るなら7号車もしくは6号車だと便利。
5両編成なら2号車は指定席になります。
運行列車はHPで確認
どの車種が運行されるかは、乗換検索やJR東日本の予約サイト「えきねっと」でも時間検索だけでは出てきません。
指定席を指定するページに行けばどの車種か予想はつきますが、
面倒だけどJR東日本のHPの「千葉を走る列車」で見るとわかりやすいです。
特急わかしお・しおさい・さざなみ。子連れで乗るには【ベビーカー編】
次にベビーカー置き場についてです。
ベビーカーは車両最後部のスペースに置く
JRの特急には大型荷物置き場があったり、新幹線でも大型荷物置き場付きの指定席があります。
でも、「わかしお・しおさい・さざなみ」にはありません。
各車両の最後部の座席の裏のスペースに畳んでしまいましょう。
ただし空いていないと使用できません。
座席に置けないこともない
座席の間に置けないこともないです。
当然ですが混んでいて空いている座席がないときは置けないので、
最後部のスペースの確保が安心。
デッキの荷物置きスペースも
デッキに荷物置きスペースがある車両もあります。
盗難にあうことは滅多にないけど、デッキなのでちょっと心配。
あとは「わかしお」は結構揺れることがあったので、途中で倒れてないかとか気になります。
いっそのことコンパクト型に買い替える
わかしおはじめ在来線の特急は荷物置きスペースが狭いです。
他の新幹線や飛行機に乗ることも考えると、いろいろ旅行したい人はベビーカーをコンパクトになるものに買い換えてしまうというのも手。
我が家は荷物がほとんど積めない車を買ったので、コンパクトになるベビーカーをチェックしているところです。
6,000円で買えるものもあるから、だったら買ってもいいかなと!!
これは縦にたたむタイプだけど、2アクションで飛行機持ち込み可能サイズまで四角く変形できて網棚に上げたり座席の下に入れられるタイプも。
これだったらベビーカー置き場に困らないです。
他にもリストアップしてるので参考記事をみてみてください。
E257系「わかしお」の乗車レポート
参考までにわたしが1歳2ヶ月の息子とE257系の「わかしお」で蘇我〜安房小湊駅間で乗車した様子を紹介します。
「多目的室」の様子
多目的室の様子です。
ベッドになる長イスと1人用のイスがあります。
「多目的室」は普段は鍵がかかってて自由に使えないので、車掌さんに鍵を開けてもらいましょう。
トイレのおむつ替えは狭い
トイレにもおむつ替えの台があります。
でも小さい!
万が一揺れて落ちたら大変だし狭すぎなのでできれば多目的室を使わせてもらったほうが安全。
車掌さんが「多目的室を開けておくのでおむつ替えに使ってください」と言ってくれたのですが、納得です。
結構揺れるので歩くときは注意
結構揺れました。
デッキに向かうときに揺れて、わたしは太ももを強打したのでお子さんが歩くときはよく注意していてください。
平日の乗車は自由席もかなり空いている
わたしたちが乗車したのは金曜日のお昼過ぎ。
蘇我〜安房小湊の自由席はかなり空いていました。
普段京葉線を走っている車両を見ても、土日でも窓際が人でいっぱいの列車は見た記憶がありません。
乗車する時間や時期によっては混んでいる可能性もありますが、平日は自由席でもいいと思います。
指定席で人が多い場所になってしまうと逃げ場がありません。
でも自由席なら比較的空いている場所を選ぶこともできるので自由席は自由席の良さがあります。
子連れで特急旅。より快適にするアイテム
ここでは少しだけ特急旅にあると便利なアイテムを紹介しておきますね。
そのまま持ち運べるベビーカーバッグ
今回この記事を読んでくれているのはベビーカーを持って行く人が多いのではと思うのですが、
ベビーカー用のバッグってつけてますか?
ウェットティッシュや飲み物、おやつ、お財布や携帯など入れられると便利ですよね。
だけど、ベビーカーから外してバッグだけ持ち歩くことを考えると
- チャックやボタンで閉められる
- 肩にかけられるストラップつき
がおすすめ。
乗車するときにベビーカーを畳んで座席まで行くのってかなりバタバタします。
バッグのフタができないと急いで外して移動するときに中身が出てしまいかねないので。
フタができないタイプを使ってたら、買い替えてもいいかも。
抱っこ紐は簡易タイプ
ベビーカーも抱っこ紐も持っていくときは、抱っこ紐は小さく収納できる簡易タイプにしませんか?
わたしはグスケットを愛用していました←無くした泣
グスケットは入荷待ちのこともあるから、ダッコルトも試したら使いやすかったのでこっちもおすすめ。
小さくできるものは小さくするに限ります。
自分で取り出せるお菓子入れ
まだ自分で袋を持ってうまくおやつを取り出せない子だったら、取り出しやすいおやつ入れがあるとママの休まる時間が少し取れます。
便利なのはふたができる、中のふたは取り外してきれいに洗えるタイプ。
我が家はアンパンマンを愛用中。
これみたいに取っ手があるものだと小さい子でも自分で持って食べられます。
だけど厚みがないタイプのほうが持ち歩きには便利。
もちろん中身のおやつも忘れずに。
最後に。千葉の特急の旅を楽しもう
以上、特急わかしお・しおさい・さざなみに子連れで乗るおすすめの方法を紹介しました。
まとめ
- 運行列車は2種類
- E257系の2号車もしくは7号車がおすすめ
- ベビーカーは車両最後部のスペースへ
あまり小さい子との電車旅に慣れていない場合は「多目的室」があったほうが安心。
わたしは特急あずさで帰省するときに、『いざとなったら車掌さんに「多目的室」を使わせてもらえないか相談しよう』と思って乗車しています。
1回しか使ってないけど、お守りみたいなもの。
みなさんが少しでも千葉の電車旅への不安がなくなったら嬉しいです。